前立腺がん術後の尿漏れに
前立腺がん術後の尿漏れにコンドームカテをお使いの吹田市 I様からメッセージをいただきました。
前略
大阪府吹田市在住の63歳 男性です。
昨年7月、前立腺がんのマーカーである PSAが7.5を示し、翌月の再検査でも6.5でした。
9月に癌生研を受けて前立腺がん診断が確定し、今年1月、高松市民病院で腹腔鏡下での全摘手術を受けました。
いびつな前立腺形状が災いして、通常7時間程度の手術時間が10時間に長引いたり、尿路感染にもかかって入院期間が3週間(通常10日程度)に及んだり、入院中には尿閉塞もあって尿道カテーテルも経験しましたが、2月上旬に無事退院できました。
後は自宅で排尿障害の改善を待つだけでしたが、3ヶ月が経ち、5ヶ月経っても尿失禁が改善されず、膀胱に全く溜められない状態が手術後10ヶ月たった今日も続いています。
(ただし、6月頃から睡眠中は膀胱に溜まるようになりました。)
毎分1ccの排尿があるため、1~1時間半ごとに紙おむつの交換、外出するときは1日分の紙おむつを持参、
我が家の「燃えるゴミ」の半分は使った紙おむつになりました。また、おむつに尿が溜まるとずり落ちてくるため、
パンツは重ね履きが必要ですし、2~3日の旅行でもしようものなら大量のおむつを持って行く必要があります。
海外旅行の好きな私は今年の9月もイタリアへ8日間ツアーを申し込んでいましたが、スーツケースの半分が紙おむつになるため、結局キャンセルせざるを得ませんでした。
ネットなどでは、この排尿障害で外出嫌いになったり、鬱病をやんだり、中には自殺するケースもあるとのことですが、私もこんな状況が続くようでは、、、とずいぶん落ち込みましたし、今後、二度と好きな海外旅行には行けないと思うと、その滅入りようは中途半端ではありませんでした。
そこで、こんな採尿装置も自作したりしました。
100円ショップで購入した顔面パックを加工
ホームセンターで売っている観賞魚の空気チューブ
100円ショップの携帯水パック
しかし、陰茎に取り付ける方法(色々試しましたが)がうまくいかない、
陰茎取り付け部分から尿が外へ漏れて
下着が水浸しになので、毎日、12~15枚の尿パッドを使い続けていました。
ところが、先日、ネットサーフィンをしていたところ、偶然にこんな商品を見つけました。
「コンドーム型収尿器」・・・・
早速、取り寄せて装着したところ、以前の紙おむつにくらべてはるかに快適で、はるかに身軽でゴミ環境にも優れている商品でした。
これがあれば、外出にかさばるおむつを持って行く必要がなくなるし、好きな海外旅行にも行くことができます。
また、混雑する高速道路にサービスエリアのトイレであわてておむつを交換する必要もありません。
そう言えばこんなことも思い出しました。以前、エジプトへ旅行した折り、この地では朝食のビュッフェにいろいろな果物が山盛りに供されます。スイカ、メロン、リンゴ、ブドウ、、、。
果物が大好きな私はパンや肉をそっちのけにして果物をたらふく食べて満足していましたが、その後が地獄でした。
1時間経った頃に尿意を感じ始めましたが、観光バスは停車する気配がありません。1時間半が経つ頃には脂汗が出て、地団駄を踏むような状況になりました。
その後しばらくしてトイレ休憩があり事なきを得ましたが、
その後の旅行では朝の果物、水分はなるべく取らないようにしたことは言うまでもありません。
しかし、この採尿器があれば朝の果物を思う存分食べることができます。
丁度「外付けハードディスク」のようなもので、しかも容易に初期化できます。
私は、高松市民病院で「生物的生命」を助けてもらい、今回はこの収尿器で「社会的生命」を助けてもらったと思っています。
このコンドームカテーテルを排尿トラブルで悩んでいる多くの人たちに知ってもらえれば、その悩みの多くを解消できるのでは、と思い、御社のホームページに投稿した次第です。
実は、先日東京で10人の友人と会食する機会があり、彼らにこの採尿器コンドームカテーテルを紹介しましたら、
そのうちの二人から早速「資料を送ってほしい」との希望がありました。
一人はご主人が前立腺がんの手術を2年前に受け、もう一人は友人が前立腺癌の手術後ずいぶん落ち込んでいるので教えてやりたいとのこと。
10年後には前立腺がんが男性癌の一位になるとの報道があり、今後、益々この商品の需要は増えてくると思います。
できれば、確定申告の医療費控除の対象になるような記事にしていただければ、、と勝手ながらに思っています。