日本でコンドームカテーテルが知られるようになったのは、やはりユリドームセットが1980年頃、コンドームカテの無かった市場に発売したことで、 現在では国内で男性用の介護用排尿具として最も知られた商品です。ユリドームの製造も、発売当時、国内でオカモトのコンドームの先端に穴を開けて、パイプ(リム)を手作業で接着加工をしてましたが、 現在はタイで本体とパイプの一体で成型製造されています。
当店でお買い上げいただいたユリドームセットには、オリジナルのホース固定ベルト、幅広カテ固定ストラップ、ドーム互換品(ユリドームよりもワンサイズ細いMサイズ)の3点が付いてます。
ユリドームセットの全体図

ユリドーム取付順序と注意
ユリドームセットを取り付ける順番と、注意していただくポイントです。
ユリドームを装着

ユリドームの先端に1~2cmの空間ができるように余裕をもたせてユリドームを装着します。 亀頭の先にこの空間がないと勢いよく出た尿が根元のほうに逆流したり、先端部分が破裂することがあります。
ユリドームのしわ

ユリドームの装着はできるだけペニスの下の部分にしわが寄らないように装着してください。下部にしわができるとしわを伝って尿がにじみ漏れることがあります。 下部のしわをできるだけ上部に集めるように装着してください。
ユリドームをバンドで固定する

ユリドームの取り換え用を付属の固定バンドで固定する位置ですが、説明書のようにペニスの根元を止めないで、左図の〇印の位置、亀頭の根元を止めてください。亀頭の膨らみで抜けません。
ユリドームにホースをつなぐ

チューブ先端ジョイント(コネクター)をユリドームの排尿口(リム)の先端に差し込みます。(先にユリドームとチューブをつないでから装着しても結構です。)
ユリドーム専用コネクター
ユリドーム専用ホース(コネクター付)
導尿ホースを脚に固定

ホース(導尿チューブ)が暴れないように大腿部の内側を沿わして紐かチューブ固定ベルトで留めます。ホースを固定することで寝返りによるホースのねじれを防ぐことができます。ホースは閉塞しないように膝下の隙間をくぐらせて採尿タンクまで伸ばしてください。
導尿ホースを採尿タンクにセット

最後に、ホースをユリドーム採尿タンクの蓋穴に差し込みます。ホースが長すぎる場合は、適当にカットしてください。ユリドーム採尿タンクの上蓋がはずれやすくなれば、上蓋パッキンの劣化ですので交換が必要です。
ユリドーム採尿タンク